豆類には大豆イソフラボンなどの化合物や栄養素が豊富に含まれており、抗がん作用があることが判明しています。(Nishihama / PIXTA)

スパイクタンパク質を分解するナットウキナーゼの力 納豆が持つ驚異の効果(2)

(続き)

ナットウキナーゼは収縮期血圧と拡張期血圧の両方を下げる可能性も示しており、納豆は心血管疾患の重要な危険因子である高血圧の予防と治療に効果的です。 

86人の参加者を対象とした無作為二重盲検試験では、1日2000FU(酵素の活性をあらわす単位)のナットウキナーゼを8週間摂取した人は、プラセボを摂取した人よりも血圧が低かったという結果が出ています。

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