(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

李克強氏の訃報、習近平氏の威信に大きな影響?

中国共産党(中共)の前首相であった李克強氏の訃報後、中共の機関は追悼の儀式を厳格に統制し、様々な策を採り、政権の安定化を躍起になって図っているという。法学の専門家の解析によれば、李克強氏が生前に主張していた習近平氏とは異なる経済や疾患対策の策略、そして突如として起きた心疾患による死亡原因に対する疑惑などが、党の中高位指導者たちの習近平氏への忠誠心に裂け目を生じさせ、習近平氏の威信が大きく動揺し、低下するのではとの見立てがされている。 

■李克強氏の急逝と中共の安定化策

 中共は、一般市民からの二番目の指導者への追悼を避ける意向を示している。そのため、ネットの使用制限が強化されているとのこと。また、いくつかの大学において上級者からの指示に基づき非公開の会議が開かれ、オンライン・オフラインの集団的追悼の儀式が厳しく制限されているとの報告も伝わってきた。学生たちの思考や公の意見の動きもきちんと監視されている様子である。

▶ 続きを読む
関連記事
13日、ミュンヘン安全保障会議で小泉防衛相が演説。「太平洋・インド洋・大西洋」の結合を掲げ、欧州との連携強化を訴えた
英誌エコノミストは衆院選で圧勝した高市首相を「世界で最もパワフルな女性」と評し、日本変革の好機と論じた。防衛や構造改革への期待の一方で靖国参拝のリスクや財政等への懸念も指摘
中共軍事委員会副主席、張昇民が北京衛戍区を訪れ軍の「安全・安定」を強調した。張又侠失脚後の政局不安が背景にあるとみられ、忠誠表明を続ける張昇民自身の危ない立場も指摘されている
帝国データバンクの調査によると、2025年の農業倒産は過去最多の82件を記録した。肥料・飼料の高騰や猛暑による不作が直撃し、特に野菜作や畜産での増加が顕著となった
全人代常務委員会では3人の軍事産業高官を除名する特別会議が開かれた。会合の主な目的は、習近平による張又侠上将の粛清を正当化することにあったが、内部から反発があったと専門家は指摘している