上海ハロウィンの「意趣返し」か 仮装で共産党を揶揄した市民を相次ぎ逮捕
今年のハロウィン(万聖節)では、例えば上海の若者たちによる「当局への皮肉」や「社会風刺」を盛り込んだ様々な仮装が話題になった。
ハロウィン期間中、上海の若者たちは、白い防護服で市民に横暴を尽くした防疫要員の「大白(ダーバイ)」のほか、習近平をあてこする「くまのプーさん」姿の皇帝に扮したり、体じゅうに白い紙を張り付けて「白紙革命」を連想させるコスプレ、ひどい労働環境で「死にそうな顔の労働者」や「鴨のネズミ」など、現代中国の世相を反映した仮装を披露した。
それらは、そのまま中国共産党体制に対する痛烈な風刺であった。ハロウィンの仮装のなかに、市民を苦しめるばかりの無能な為政者を茶化し、揶揄する彼らの本音が含まれていたのである。
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