【プレミアム報道】“ポピュリスト”批判跳ね除け真のポピュラーに..南米に爆誕したミレイ新大統領とは
「今日はすべての善良な国民にとっていい日だ。国の再建が始まったのだ」。南米アルゼンチンで11月19日夜、大統領選の決選投票が行われ、経済学者ハビエル・ミレイ氏が当選した。当確発表後の演説でミレイ氏がこう語りかけると、首都ブエノスアイレスは歓喜に沸いた。
中央銀行廃止など破天荒な政策提言で「アルゼンチンのトランプ」の異名を持つミレイ氏は、物価高騰や政治腐敗に対して大胆な改革を図ることを明言している。
政府の介入を最低限とし、個人の自主性を重視するリバタリアン(自由至上主義者)政権がラテンアメリカに誕生する。アルゼンチンのみならず、左派政権の多いラテンアメリカ全土に波紋を広げそうだ。長年の財政赤字やインフレ問題を抱えるアルゼンチンを、どのように舵取りしていくのか。
関連記事
アメリカの処方薬消費や製薬産業がもたらす影響、薬価の高騰、開発・政治ロビー活動、ワクチン普及の実態を分かりやすく解説します。
WHOパンデミック条約採択の裏で、米国はWHOを痛烈批判し脱退に踏み切った。パンデミック対策やワクチン接種を重視する流れと、栄養、衛生、経済開発など健康増進を重視する流れとが対立している。
6月初旬、ウクライナによる大規模なドローン攻撃によりロシア国内の空軍基地で複数の航空機が破壊された。アメリカ軍はこれを受け、軍事基地の対ドローン防衛強化に本腰を入れる。
中国共産党がアメリカ国内で展開する越境弾圧が激化。神韻芸術団や法輪功学習者を標的とした脅迫、誹謗中傷、法的圧力など多様な手口とその背景を詳しく解説。
トランプ政権が導入した新たな関税政策の影響で、アメリカの関税収入が急増している。4月は前年比130%増の163億ドルとなり、単月ベースで過去10年以上で最高額となった。