中国各地で今、発熱や肺炎をともなう呼吸器系の感染症が大流行している。画像は、北京の小児科病院で、診療の順番を待つ子供と保護者。2023年11月23日撮影。 (JADE GAO/AFP via Getty Images)

「のどが痛い」がSNS検索ワード1位に ネット上にあふれる患者の叫び=中国

2023年も残りわずかとなった昨今、極めて大規模な疫病が再び中国大陸を襲っている。各地の病院は、昼夜を問わず患者でごった返しており、一部の病院はすでに「医療崩壊が目前」の状態だ。

今月27日「のどが痛い(嗓子疼)」のワードが中国SNSの検索ワード1位となった。いま中国のネット上には、中国のあちこちから寄せられた「のどが痛い」などの患者の叫びが溢れている。

「今の症状は(私が)以前に新型コロナ(中共ウイルス)に感染した時と全く同じだ」と指摘する声も多い。しかし中共の衛生当局は、11月26日の記者会見で「最近みられる呼吸器系の感染症は、主としてインフルエンザによるものだ」と主張している。

▶ 続きを読む
関連記事
中間選挙直前の米中首脳会談は選挙目当ての演出なのか。習近平が抱える国内事情と短期の貿易休戦を読み解き、トランプが「強い立場」から自国の労働者と経済の利益を優先して仕掛けた交渉戦略の意図と背景を論評する
中国当局は半導体やAIなどの先端技術に巨額を投じる一方、家計消費は低迷し、若者の就職も厳しさを増す。投資と借り入れに頼る成長の限界を分析する
中国の経済学者らは、地方政府の債務問題が不動産不況以上に深刻だと警鐘を鳴らした。企業間の連鎖債務は約30兆元に上り、金融機関や不良債権処理会社にもリスクが広がっている
米軍がホルムズ海峡で新たな兵器を投入した。1回の攻撃にかかるコストは、ミサイルを発射するよりはるかに安いという。
中国は人型ロボットを次の成長戦略に据え、政府調達と補助金を大幅に拡大している。一方、現場では低い作業効率や学習データ不足、収益化の困難が残る。国家主導の量産競争は、新たな過剰生産を招くのか