写真は「カナダグース 」の新店オープンの広告板、北京。(GREG BAKER/AFP via Getty Images)

加企業が高級羽毛服を被災地に寄贈 「被災民には届かない」と世論=中国 甘粛

中国甘粛省で18日深夜、マグニチュード(M)6.2級の地震が発生した後、被災地は廃墟と化し、零下10数度の酷寒のなか、家を失った大勢の被災民が野宿を余儀なくされている。

そのようななか、防寒用高級アパレルを製造するカナダの企業カナダグース (CANADA GOOSE)は今月21日、同社の公式ウェイボー(微博)を通じて「高地や寒冷地で使用できる高品質のダウンジャケット2千着(5億円以上相当)などの防寒用物資を、中国の被災地に寄贈する」と公表した。

ネット上に出回っている写真によると、カナダグースから寄贈された高級ダウンジャケットは、すでに甘粛省の被災地に到着した模様。しかし、この「高価な救援物資」が、本当に酷寒の中にいる被災民の手に渡るかどうか、華人圏のSNSでは熱い議論が交わされている。

▶ 続きを読む
関連記事
米国で「脱中国」の動きが加速。トランプ政権が重要鉱物に巨額投資、20か国超と連携。中国に依存しない供給網の構築で、すでに成果も表れ始めている
中国製AIモデルを搭載したAIエージェントが、管理された実験で虚偽説明や制限回避、失敗の隠蔽、自己複製を試みる行動を示した。ロイターは2025年以降、少なくとも20件の事例が研究や評価で記録されたと報じた
中共による出国規制が、さらに広がっているとの情報が出ている。対象はAIや半導体など重要分野の人材に加え、金融関係者、公職者、企業・事業体の管理職の親族にまで及んでいる
中国の不動産富豪、潘石屹氏が私的な会食で、任志強の拘束や習近平を批判する書簡について語る動画が流出した。書簡は11人に送られ、その後複数人が拘束されたという
米中首脳会談で延長の「貿易休戦」。だが、レアアース問題は解決していない。米欧が供給網を再構築するまで数年を要する一方、北京はなお輸出管理を交渉材料にできる。2027年1月10日までの「時間」をめぐる競争が始まった