北京の火葬場にて、2022年12月20日撮影。(NOEL CELIS/AFP via Getty Images)

6300万人の新年大移動 各種ウイルスによる感染拡大のリスク高まる=中国

中国の国家鉄路(鉄道)集団は昨年12月29日、新暦の元旦をはさむ29日~1月2日の期間中に「6300万人以上の乗客が旅行等で移動する」と予測した。これほど大規模な人の移動に伴い、感染症拡大のリスクが高まることが懸念されている。

中共ウイルス(新型コロナ)感染症、インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎など、各種ウイルスによる感染症は、依然として中国全土で猛威を振るっている。

そのため各地では、病院が満杯であるばかりか、その「先」にある火葬場や葬儀施設も大混雑している。1つの火葬炉に複数の遺体が入れられて焼かれたり、遺骨や遺灰を収める「骨壷」の需要が急激に増えて、骨壷製造ビジネスに多くの業者が新規参入しているほどだ。

しかし中共当局は依然として、国内での感染症流行の実態を隠蔽し続けている。そのため、感染状況の深刻さを十分に知らない民衆が不用意に移動することで、感染をさらに拡大させている側面も考えられる。

広東省のある住民は、新唐人テレビ(NTD)に対し「現地の火葬場は、常に満員状態だ。遺体を火葬するのにも、ダフ屋からチケット買わなければならない」と、火葬の順番待ちの「整理券」が闇で売買されている実態を明かしている。

また、この住民によると「2023年以来、私の村では、絶えず人が死んでいる。しかし、良くない情報はすぐに封鎖されてしまう」という。

河南省に住む李さんの場合、出稼ぎで浙江省へ行っていたが、そこで感染症にかかった。やむを得ず、病院の急診窓口へ行ったが「4日待っても、診察の番が回ってこなかった」という。

全く治療を受けられず、やむなく帰郷した李さんは「故郷の河南省でも、私の周りでは若い人から高齢者まで、本当に多くの人が亡くなっている」と明かした。

いっぽう、中共中央や軍に近い北京の情報筋によると、中共党首・習近平は「疫病流行の実態を報じないよう、国内メディアに箝口令を敷いた」という。

これにより今後は、感染状況の深刻な実態と、それを伝えない中国国内メディアとのギャップが、ますます広がることになるのは必至とみられる。

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