遼寧省瀋陽市の路上で、手に職種の看板をもち、仕事の依頼を待つ農民工。2021年2月25日撮影。(STR/AFP via Getty Images)

仕事なし、収入なし、食べることも困難 現代「農民工」の苦しい現状=中国

中国経済の破綻ぶりは、今や回復不可能なレベルに達している。高い失業率が続くばかりか、形の上ではまだ解雇されていない人であっても給与の未払いが常態化するなど、人々の生活は苦しくなる一方だ。

中国語に「農民工(民工)」という言葉がある。文字からすると「農民の出稼ぎ労働者」という意味にもなるが、実際に農業をやっている農民(出稼ぎ農民)とは限らないので「農村部に戸籍をもつ出稼ぎ労働者」と言ったほうが、より正確であろう。

中国では、都市住民と農村部の住民は戸籍が厳格に分けられている。どこへでも自由に移住できる日本とは全く異なり、農村戸籍(农业户口)をもつ中国人が都市部へ移住することは事実上不可能であるため、彼らは「出稼ぎ」という方法をとるしかない。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で「民族団結進歩促進法」が7月1日から施行される。同法について中共政府は、「中華民族共同体意識」を強固にし、各民族の合法的権利を守るための法律だと説明しているが、真の目的は何だろうか
今年も「We are sorry」の季節がやって来た。豪雨で混乱する中国の空港では、この謝罪放送が利用客の間で「空港専用BGM」と呼ばれている
端午節の時期、中国ではちまきだけでなく車まで包んでいた。6月以降、中国19地域で巨大ひょうが相次ぎ、街にはお布団姿の車がずらり…
「大学生が何を見たか全部わかる」。そんな監視システムの説明書が中国で公開された。若者たちが自分の頭で考えることを、当局は恐れているのである
米国の報告書は、中国で拘束されていない法輪功学習者にも採血や健康診断が求められていると指摘