2007年2月3日、東京の浅草寺の節分祭。消費者庁は「硬い豆を5歳以下の子供には食べさせないで」と注意を呼びかけた (Photo by -/AFP via Getty Images)

「5歳以下の子供は硬い豆食べないで」 消費者庁が節分前に呼びかけ

3日は、豆まきをして無病息災を願う日本の伝統行事「節分の日」。いっぽうで、硬い豆を喉に詰まらせ子供が窒息する事故も相次いでいる。消費者庁は「5歳以下の子供には食べさせないで」と注意を呼びかけた。

消費者庁によると、奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではない子供は、硬い豆やナッツ類を気管に詰まらせて窒息したり、気管支炎を起こしたりするリスクがあるいう。2018年から2022年までの5年間で5歳未満の子供43人が窒息や誤嚥により亡くなった。

2020年2月には松江市内の認可保育施設で節分の豆をのどに詰まらせた4歳の子供が窒息して亡くなる事故も起きている。

消費者庁は椅子から転落し、痛みで泣いた際、気管支に豆が入った事故もあるとして、姿勢をよくして食べることや、硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類は、5歳以下の子供には食べさせないよう注意を呼びかけた。

また、声を出せなかったり、顔色が急に青くなるなど窒息が疑われる場合は、直ちに背中を叩く「背部叩打法」などの応急処置を行い、救急車を呼ぶよう呼びかけた。

こども家庭庁資料「もしもの時の応急手当方法」をご確認ください。

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