2月21日、川陽子外務大臣は、キャメロン英外相と会談し、緊密に連携していくことで一致した(外務省)

日英外相会談 緊密に連携していく

ブラジルの現地時間2月21日午後、G20外相会合に出席するためリオデジャネイロを訪問中の上川陽子外務大臣は、デービッド・キャメロン英国外務・英連邦・開発相と会談を行った。

上川大臣は、国際社会の分断と対立が深まる中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化や人間の尊厳の確保に向けて、英国との連携を更に強化したいと述べた。

両大臣は、昨年に両国の首脳間で合意した「日英広島アコード」をフォローアップしていくことで一致した。上川大臣は、英国が来年の英空母打撃群の日本寄港を発表したことに歓迎の意を表した。また、両外相は、安全保障や経済を含む幅広い分野で緊密に連携していくことを確認した。

両外相は、地域情勢についても意見を交換し、強力なウクライナ支援と厳しい対露制裁を継続していくことで一致した。その他、中東情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢について意見交換を行い、両外相間で緊密に連携していくことで一致した。

関連記事
中華民国の新政権就任式に向け、台湾日本関係協会の陳志任副秘書長は7日、外交部の定例記者会見で、20日に行われる頼清徳次期総統の就任式に、現時点では各党・会派から37名の日本国会議員が37人が出席する予定だと発表した。過去最多の人数について「日本側は新政権をとても重視している」と歓迎の意を示した。
中国共産党の統治に反感を抱く中国人が続々と東京に集っている。識者らは、辛亥革命時に日本人が孫文らを支援した歴史を想起し、「義を見てせざるは勇なきなり」の精神で中国人と付き合うべきだと指摘した。
亜細亜大学の范雲濤教授(61歳)=中国籍=が昨年2月に中国へ一時帰国した後、行方不明になっている。政府に対してもっと積極的な対応を求める声が高まってる。松原仁氏は24日の衆院外務委員会で、上川陽子外相に対し、范雲濤教授の失踪について外務省の対応を問いただした。上川外相は、3度質問したにもかかわらず、ノーコメントで答えることを繰り返し、中国に対し口をつぐむ、具体的な対応は公表していなかった。
中華民国の次期総統、頼清徳氏は、4月30日台湾を訪問した自由民主党の鈴木貴子青年局長一行との会談した。総統府によると、頼氏は、5月20日に総統に就任した後も、「各方面での協力関係をさらに強化することを期待している」と述べのに対し、鈴木貴子衆院議員は日台関係は今後、「必ずさらに強固になるだろう」と応じた。
外務省が最新の「日本2024年版の外交青書」を発表した。中国との関係において「互恵的」であることを再確認しつつ、中国の軍事的脅威の増大に対する日本の懸念を強調した。