ドイツ軍艦 22年ぶりに台湾海峡通過 インド太平洋地域での国際戦略と中共対抗策
ドイツ海軍の艦艇2隻は9月13日に台湾海峡を通過した。このことに対して、中国共産党は「堅固に反対する」と表明したが、ドイツ外務省は国際海域での自由航行の重要性を強調した。
分析によると、近年の中国共産党(中共)の挑発に直面して、ドイツは常にアメリカに追随し、行動を通じて台湾海峡の平和と安定への関心を示している。また、西側諸国もインド太平洋地域での軍事的存在を強化しており、「中共を抑止し、戦争を回避し、平和を維持する」というのが国際的な合意となっている。
ドイツの「バーデン=ヴュルテンベルク」(F-222)フリゲートと「フランクフルト・アム・マイン」(A 1412)補給艦は、13日に注目の台湾海峡を通過した。これは20年ぶり以上であり、台湾と中共の間の緊張が高まる中、ドイツが西側の同盟国と共に立つ決意を示している。
関連記事
アメリカ海軍は2023年5月25日原子力航空母艦・ジョージ・ワシントンが再配備されることを発表した。6年ぶりの展開であり、当初4年で想定された炉心交換・包括修理などのオーバーホール(RCOH)を2年延長した影響で再配備が遅れた。修理の延長は、造船をめぐって米海軍が抱える問題を示唆している。
2025年8月、中露が合同演習を実施し対潜水艦作戦を強化。米軍も原子力潜水艦を展開し、三国の安全保障リスクが高まっている。
6月初旬、ウクライナによる大規模なドローン攻撃によりロシア国内の空軍基地で複数の航空機が破壊された。アメリカ軍はこれを受け、軍事基地の対ドローン防衛強化に本腰を入れる。
40年以上経った今でも活躍するF-16戦闘機は世界最高の多用途戦闘機の1つとして評価される。将来的には、ステルス機との対戦が課題となるがF-35やF-22戦闘機にはないF-16ならでは能力を持っている。
航空機の戦闘力を評価する際、速度や武装能力だけでなく、出撃生成率(SGR: Sortie Generation Rate)が重要な指標となる。SGRは航空機の運用効率を示し、高いSGRを持つ機体は、より頻繁な出撃と優れたパイロット訓練を可能にするため、総合的な戦闘力を大きく向上させる。