トランプ政権の財政改革 DOGEのコスト削減と経済成長の狭間で
トランプ政権は発足当初から、大胆な政策目標を掲げて政権についた。選挙活動中、米南部国境の移民危機の解決、ウクライナ戦争の終結、暗号資産(仮想通貨)の規制緩和、そして「ディープ・ステート」と呼ばれる官僚組織の解体や、政府機関・軍隊におけるウォーク主義の影響を排除することを公約としていた。
さらに、国際貿易条件の改善、製造業の国内回帰、国内エネルギー生産の拡大を通じて、アメリカ経済の再建をすると約束した。また、2兆ドルを超える財政赤字を削減し、36.5兆ドルに膨れ上がった国家債務の縮小にも取り組むとしている。
近年、アメリカ政府の過剰な財政支出は、経済に深刻な悪影響を及ぼしてきた。過度の規制負担や煩雑な行政手続きが企業の成長を阻み、イノベーションを妨げ、企業の海外流出を招き、中小企業にほぼ耐えられないほどのコストを課した。これにより民間の雇用の成長が妨げられる一方で、政府の雇用は増えたことで『問題はない』という錯覚が生まれた。しかし、政府の雇用は実質的な経済価値を生み出さないため、根本的な解決にはならなかった。
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