カナダ自由党の新党首となるマーク・カーニー氏(CHAN/AFP via Getty Images)

林官房長官 カナダ与党党首カーニー氏選出を受けてG7の結束強化に意欲

林芳正官房長官は、10日の記者会見で、カナダの与党・自由党がジャスティン・トルドー首相の後任となる党首にマーク・カーニー元イングランド銀行(中央銀行)総裁を選出したことについて言及した。林氏は「地域と国際社会の平和と安定の維持強化のため、主要7カ国(G7)の結束に向けて連携していく」と述べた。

林氏は、日本とカナダが自由や民主主義、人権といった共通の価値を重視しているとの認識を示した上で、「普遍的な価値や戦略的利益を共有するインド太平洋地域の重要な戦略的パートナーだ」と強調した。

カナダ自由党の党首選出を受けて、日本政府がG7の枠組みで、カナダとの連携を強化する方針を明らかにした形だ。

▶ 続きを読む
関連記事
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した
木原稔官房長官は1日の記者会見で、中国共産党官製メディアが沖縄の日本への帰属を疑問視する内容の報道を報道していることについて、「コメントする必要ない」と一蹴。「なぜなら沖縄は我が国領土であることに何ら疑いないからだ」と強調した
高市総理はFIIアジアサミットで、経済安保を柱とする「危機管理投資」による成長戦略を力説。積極財政への懸念に答えつつ、「進撃の巨人」のセリフを引用し、日本への投資を強く促した
高市首相の国会答弁に対し、中国側が総領事投稿や国連書簡で反発。日本は抗議と対話継続を表明し、相互大使召喚、経済措置、海警活動が発生。米国が日本支援を表明する中、日中関係が悪化している経緯をまとめた
駐日中国大使館がIAEA理事会での中国側発言を引用して日本の非核三原則を批判したことを受け、外務省がXで反論した