北京モーターショーで展示されたシャオミEV「SU7」、2024年4月25日撮影。 (JADE GAO/AFP via Getty Images)
ネーミング変更の裏にある“責任の行方”

女子大生3人が焼死したEV事故後 シャオミ社が「スマート運転機能」の呼び名を変更

3月、中国・安徽省の高速道路で、中国スマホ大手シャオミ(小米)製EV「SU7」がスマート運転機能の使用中に中央分離帯へ衝突・炎上し、女子大学生3人が命を落とすという重大事故が発生した。

その衝撃は広く波及し、事故現場付近の高速道路には「スマート運転は禁止」と明示する電子掲示板メッセージが相次いで登場。社会全体で「スマート運転」に対する警戒感が一気に高まった。

「スマート運転」とは、正式には運転支援システム(ADAS)を指す場合が多く、ドライバーがハンドルを握りつつ、一定の機能(車間距離の維持、自動ブレーキ、車線維持など)を補助的にサポートする技術である。

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