西安市の政府前で抗議する投資被害者たち。(スクリーンショット)
「政府系と信じて投資した国債が突然消えた」

消えた「安全資産」 中国・西安で国債トラブル 連日数百人が政府前で抗議【動画あり】

陝西省西安市で、市の財政局が認可した国債販売機関が突如営業停止となり、数千人の投資者が換金できない事態に陥った。

被害総額は100億元(約2千億円)を超えるとみられ、被害者たちは「銀行のような建物と政府の看板で信用させられた。政府主導の詐欺だ」と怒りと絶望の声を上げている。

問題の国債販売機関(「経緯国債サービス部」)は1996年に設立され、長年にわたって「西安市財政局の正式機関」として信頼を得ていた。実際、関係者には財政局職員の家族も含まれており、国が保障する安全な投資先として多くの高齢者が資金を預けていた。

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