中国最大のライチ産地――広東省茂名市の様子。売れないライチと、ブタのエサになったライチ。(スクリーンショット)
「約500gあたり1元(約20円)でも買い手なし」 ライチ最大産地・広東省からの嘆きと市場のねじれ

中国でライチは豊作なのに売れない 産地ではブタのエサ 都市部では価格高騰【動画あり】

「一年間、一生懸命に育ててきたのに、せっかく豊作になったライチが売れなくって、売れないから収穫したところで人件費すら回収できず、輸送業者は高額な運送費を請求してくるし、買い取り業者は容赦なく値切りで、結局生産側は赤字、消費者は高値で買わされるはめに。誰のための市場なのか…」果樹農家たちの声は深刻だ。

中国の官製メディアが声高に喧伝する「ライチの大豊作」と、実際の農家の暮らしは、まるで別世界だ。

中国最大のライチ産地、広東省茂名市では、収穫されたライチの買い取り価格が暴落し、多くの農家が出荷をあきらめ、豚の餌にするか、畑に捨てるしかないという窮状に追い込まれた。

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