収穫より「心の余裕」
畑で「癒やし」を買う若者たち 上海郊外で広がる“週末農園”ブーム
都市の喧騒とストレスに疲れた若者たちが、週末になると鍬(くわ)を手に畑へ向かった──中国・上海郊市外で今、土地を借りて野菜を育てる「レンタル菜園」が静かなブームだ。
目的は食料確保ではなく、癒やしと自己回復で、その背景には、都市生活に対する根深い倦怠感があるという。
化学系企業に勤める32歳の小周(しょう・しゅう)さんは、上海市郊外にある100㎡の畑を年間約2千元(約4万円)で借り、ナスやキュウリ、スイカなどを育てている。週に何度も畑に通い、成長した野菜を収穫する生活は、いまや彼の日常の癒やしだという。「たくさん収穫して自分では食べきれない」という贅沢なお悩みをお持ちのようだが、耕しの日常をSNSでシェアする彼は満面の笑みだ。
関連記事
トランプ米大統領が、習近平を異例の歓迎。米中首脳会談では台湾、レアアース、軍備増強、イラン支援など、両国の核心問題が議題となる見込みだ。
イタリアからインドネシアへの空母譲渡を機に激変する東南アジアの安全保障を解説。中国の海洋進出に対抗するドローン空母構想や南シナ海・太平洋を巡る米中綱引きの最前線に迫ります
中国・湖南省の警察が上海のIT企業経営者を拘束し、釈放の見返りに1億元(約23億5000万円)を要求したと報じられた。地方財政の悪化を背景に、管轄外企業を狙う「遠洋捕撈」への懸念が広がっている
米議会公聴会で法輪功の広報担当者が証言。中国共産党が米国内で展開する暴力、脅迫、世論工作などの国境を越えた弾圧を告発し、その手口はやがて他の集団や米国の主権にも向けられる危険な常套手段であると警告した
習近平訪米を機に、中国で不当拘束されている政治犯の家族らが米政府へ釈放の働きかけを求めている。信仰や言論の自由を理由に引き裂かれた家族の苦境と、風化にあらがい希望を繋ぐ支援者らの声を追った国際人権レポート