中国飲食業界に広がる「添加物依存」の実態
キケンな中国の食卓 やみつきになる煮込み料理、その正体は「麻薬性成分」?
中国・福建省漳州市(しょうしゅうし)の飲食店で、「滷味(ルーウェイ)」と呼ばれる煮込み料理に麻薬が混ぜられていたことが発覚し、店主が拘留された。料理からはモルヒネやコデインなどの麻薬性成分が検出され、ネット上で大きな波紋を呼んでいる。
滷味とは、八角やシナモン、クローブなどの香辛料に、しょうゆや砂糖を加えて長時間煮込む中国の定番料理である。大人から子どもまで広く愛され、豚の大腸や内臓、鶏肉、豆腐、卵などさまざまな食材が使われる。独特の香りと濃い味付けが特徴で、家庭でも作られる一方、街角の屋台でも人気が高い。日本の「煮込み」や「角煮」に近い存在といえる。
現地の市場管理当局によると、店主はせき止め薬「複方甘草片」を大量に買い込み、煮込みに使用していた。薬入り料理の売り上げは2千万円以上にのぼり、甘みやコクを強める作用で客に「また食べたい」と思わせていた。薬を混ぜれば高価な食材や手間をかけずとも「やみつきの味」を演出でき、結果的にリピーターを増やせる。まさに危険な商売の手口である。
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