習近平政権の不安定さを露呈?
習近平を連想させる禁書『崇禎伝』 中国で復活販売
かつて習近平を連想させるとして販売禁止になった歴史書が、中国でひそかに復活した。
問題の書籍『崇禎伝』は、中国・明の末期(17世紀前半)の「勤勉すぎて国を滅ぼした皇帝、崇禎帝(すうていてい)」を描いたもの。2016年に出版された『崇禎往事』の改訂版で、タイトルを「勤政的亡国君(勤勉すぎて国を滅ぼした君主)」と強調したところ、発売直後に「印刷上の問題」という名目で全国一斉回収となった。表紙には「愚策に次ぐ愚策。勤勉であればあるほど国は滅びる」とのコピー。誰を指すのか、あえて説明する必要はないだろう。
崇禎帝は宦官(去勢された宮廷役人)を排除し倹約に努めたが、猜疑心から忠臣を失い、最後は首を吊り、孤独な最期を迎えた。残ったのは無能な取り巻きばかり。380年前の史実が、どういうわけか現代の中国人の目には「そっくりそのまま習近平に重なる」と映ってしまうのだから厄介である。
関連記事
中共軍上層部で将官の失脚が相次ぎ、指揮体系に異例の権力空白が生じている。習近平は軍内部の人事再編を進めているが、台湾侵攻への姿勢に変化は見られず、専門家は日米台がこの時期を安全視すべきではないと警告
北京の要衝を守る衛戍区司令官が交代したのは、張又俠拘束の直前だった。習近平が信頼できる人物を配置し、軍内部の動きを封じた可能性が指摘されている
複数のアナリストは、文民・軍双方の高官に対する一連の粛清は、習近平氏がさらなる任期確保に向けて動く中での政治的権力集中を示していると指摘している
サム・ブラウンバック元米国際宗教自由担当大使は4日、中共は信仰弾圧において「神への戦争」を仕掛けていると述べ、こうした迫害を宥和すれば世界にさらなる侵略を招くだけだと警告した。
張又俠が拘束される前、北京では異例の人事が進められていた。中共の官製メディアによると、約一年にわたり空席となっていた北京衛戍区司令員の職に、元武警上海総隊司令員の陳源が就いていたことが分かった