7月2日:8政党の代表者(左から) 公明党代表・齋藤哲夫、立憲民主党代表・野田佳彦、日本首相兼自民党総裁・石破茂、大阪知事兼日本創新党共同代表・吉村洋文、国民民主党代表・玉木雄一郎が、2025年7月2日、東京の日本記者クラブで行われた討論会に先立ち、記念撮影に応じる。各党首は7月20日実施予定の参議院選挙を前に討論会を開催した(Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images)

混迷する首班指名 野党一本化に立ちはだかる政策の壁

公明党が自民党との長年の連立から離脱する決断を下したことで、次期首相指名選挙の行方が著しく不透明となった。斎藤鉄夫公明党代表は「今はあらゆる可能性の中から、最終的には党で話し合って決める」と述べ、野党党首への投票も「可能性の一つだ」と明言した。これにより、自民党の過半数割れが現実味を帯び、与野党双方が激しく水面下での調整を進めている。

自民党内では、林芳正氏を総務相に、小泉進次郎氏を防衛大臣に起用する人事案が調整されている。派閥をまたいだ要職人事を通じて党内の一本化を図り、首班指名での結束を固める構えだと考えられる。一方、立憲民主党の野田代表は、野党勢力が結集すれば自民党を上回る議席数を確保できると公言し、野党連携の実現に向けて主導権を握る姿勢を鮮明にした。

しかし野党間の政策を一本化することは容易なことではない。国民民主は、安全保障政策で自民党に近い立場をとる一方、立憲民主や共産など他の野党勢力とは、特に防衛費増額や抑止力の強化については慎重姿勢を崩していない。また、エネルギー政策でも、原子力の活用を重視する国民民主と、再生可能エネルギーシフトを主張する立憲民主や共産との間に立場の隔たりがある。

▶ 続きを読む
関連記事
赤澤亮正経産大臣は23日、AIを悪用したサイバー攻撃の脅威の高まりを受け、高精度のAIを活用してシステムの弱点を洗い出す模擬攻撃試験の専門チームを、11月中に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)内に設置する方針を明らかにした。
不正アクセスによる個人情報等の漏えい事案が相次ぐ中、無所属の河村たかし衆院議員は10月21日の衆議院財務金融委 […]
高市早苗首相は20日、参院予算委員会での国債発行に関する答弁について、一部報道で発言の趣旨と異なる形で伝えられているとして、赤字国債に頼らず確保する従来の方針に変更はないと強調。予算編成全体では国債発行を否定していないとX上で説明した。
東京大学の次期学長に、教職員の意向投票で2位だった候補が選ばれた問題で、文部科学省が選考過程の検証と説明責任を果たすよう要請。個別大学の学長選考を巡る検証要請は初めて
防衛省ファンディングへの大学などからの応募が291件に達し、2年前の約7倍となった。小泉防衛相は「大学・学術界の姿勢は明らかに変わった」と述べた