白タクがあふれ生活が追いつめられた運転手たちの現実
中国・東北で合法のタクシーが消えた? 白タク急増が引き起こした大規模ストの衝撃
中国の東北地方で、街からタクシーがほとんど姿を消すという日が続いている。駅前には長い列ができ「今日はどうしたんだ」「今日はタクシーがいない」と市民が戸惑うほどの異常な光景が広がった。
異変の背景には、運転手たちの「もう暮らしていけない」という切実な声がある。許可を持たない白タクが配車アプリに入り込み、料金を安くして客を奪い続けた結果、合法タクシーの収入は急速に落ち込んだ。「10時間走って赤字の日もある」という声まで出ている。
そしてついに、複数の都市で数千台規模のタクシーが一斉に走るのをやめた。生活が崩れつつある運転手たちの決断は、街の交通を止めるほどの規模になった。しかし、この大ストは単なる不満の爆発ではなく、東北の町が抱えてきた深い問題の表れでもある。
関連記事
米中首脳会談で延長の「貿易休戦」。だが、レアアース問題は解決していない。米欧が供給網を再構築するまで数年を要する一方、北京はなお輸出管理を交渉材料にできる。2027年1月10日までの「時間」をめぐる競争が始まった
中国の土地譲渡収入は2026年1~8月に前年同期比28.6%減少した。地方政府の財政や債務返済への影響が懸念され、「土地財政」が歴史的使命を終える可能性を指摘している
アリババは宅配大手ZTOエクスプレス株を約5億ドルで売却した。過去2年間の資産売却額は200億元を超え、非中核事業を縮小しながらAIとクラウドへの投資を加速している
2026年の最初の8か月間に、中国の「一帯一路」参加国への非金融分野の直接投資は前年同期比11.3%減少し、中国全体の海外非金融分野の直接投資も14.4%減少した。
中間選挙直前の米中首脳会談は選挙目当ての演出なのか。習近平が抱える国内事情と短期の貿易休戦を読み解き、トランプが「強い立場」から自国の労働者と経済の利益を優先して仕掛けた交渉戦略の意図と背景を論評する