店初日に大盛況となったスシロー中山公園龍之夢店、2025年12月6日、上海(映像よりスクリーンショット)
市民の日常にとって、政治より大事なのは「今日、何を食べるか」である。

反日ムードそっちのけ 中国で回転寿司スシローに大行列  「胃袋の民意」

ここ最近、中国政府は反日ムードを積極的に演出してきた。

日本の芸能関連のイベントは中断され、訪日旅行は制限され、ネットにも「お国の立場」を強調する投稿が目立つ。

ところが、上海の現場に立ってみれば、その緊張感は、寿司の前では完全にかき消されていた。

中国・上海で6日、日本の回転ずしチェーン「スシロー」が2店舗同時にオープンした。朝から店の前には人が押し寄せ、待機列は約700組、最長14時間待ちに達した。翌日以降も勢いは衰えず、7日は2〜3時間待ちが続き、8日も1〜2時間待ちの行列ができた。初日だけの「話題作り」ではなく、週末を通じて満席状態が続いたのである。ここ数週間、政治面では日中関係の緊張が続いているが、行列の熱気の前ではまったく存在感がない。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で「民族団結進歩促進法」を7月1日から施行する。同法について中共政府は、「中華民族共同体意識」を強固にし、各民族の合法的権利を守るための法律だと説明しているが、真の目的は何だろうか
今年も「We are sorry」の季節がやって来た。豪雨で混乱する中国の空港では、この謝罪放送が利用客の間で「空港専用BGM」と呼ばれている
端午節の時期、中国ではちまきだけでなく車まで包んでいた。6月以降、中国19地域で巨大ひょうが相次ぎ、街にはお布団姿の車がずらり…
「大学生が何を見たか全部わかる」。そんな監視システムの説明書が中国で公開された。若者たちが自分の頭で考えることを、当局は恐れているのである
米国の報告書は、中国で拘束されていない法輪功学習者にも採血や健康診断が求められていると指摘