イメージ画像、上海の夜景。(JOHANNES EISELE/AFP via Getty Images)
行事縮小と節約志向が街の空気を冷やす

静まり返る 上海の年越し

年越しでも人は戻らなかった。中国経済の中心・上海で深夜営業と割引を総動員したが商店街は静かなまま。消費低迷の深さが浮き彫りに。

中国最大の経済都市である上海の年越しは、例年のにぎわいを欠き、街全体が静まり返った。治安面への警戒を理由に、当局が各地の年越し関連行事を大幅に縮小・中止したことに加え、寒波の影響も重なり、中心部でも人出はほとんど見られなかった。

大みそかの夜、午後6時を過ぎても、上海随一の繁華街である南京路歩行街に、連休時のような人波は現れなかった。老舗や大型店の一部は年越しに合わせて深夜まで営業し、音楽イベントや特別セールも行われたが、通りは終始落ち着いた雰囲気のままだった。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で2200万円の新築が住めない家に。床をはがせば黒カビ。3歳児が肺炎で入院、検査で「カビとの関連」が指摘されたのに、会社側は「暖房が原因」と説明。
空を舞う天女、神々の舞。その直後、画面は広告へ切り替わった。中国の旧正月特番で異例の事態が起きた。
張又俠拘束報道を背景に開かれた中国・北京の旧正月祝賀会は、笑顔や祝賀ムードに乏しく重苦しい雰囲気に包まれた。習近平が登壇するも、笑顔乏しく、演説も定型句の繰り返しが目立った。長老不在や厳戒警備も指摘され、党内の緊張と分裂の深まりを示す行事となった
旧正月目前。それでも帰れない出稼ぎ労働者が中国各地で増えている。1年働いても貯金ゼロ。未払い賃金もあり、寒風の中で仕事を待つ人々。「手ぶらでは帰れない」という言葉が、今の現実を物語っている
旧正月の帰省ラッシュ。中国で満席なのは高速鉄道ではなく、昔ながらの旧型列車。速さより安さ、快適さより安さ