中国河南省鄭州市高新区の住宅団地「保利和光嶼湖逸園」で、約100万元(約2200万円)で購入した内装まで完成した新築マンションが「カビだらけだった」として、住民らが集団訴訟を起こしている。この問題は中国メディアでも大きく報じている。
床をはがすと、広範囲に黒カビが発生していることが判明した。住民の中には、3歳の子供が肺炎で入院し、検査でカビとの関連が指摘されたケースもあり、不安が急速に広がった。
問題が発生しているのは、国有大手グループ系列が開発した住宅団地である。全体で約1400戸を擁し、2024年に引き渡しが始まった。2025年秋ごろから「部屋のカビ臭が消えない」との報告が相次いだ。
住民が寝室のフローリングをはがすと、板の裏一面が黒く変色し、さらに下の層を開けると、強い悪臭と大量のカビを確認した。高齢者が頭痛や咳を訴える例もあり、中には虫が発生した住戸もあるという。
管理会社はこれまでに600戸以上を調査したが、「床面の3分の1以上にカビが発生していた」約200戸のみを「重度」と認定し、それ以外の住戸は対応の対象外とした。
住民側は、設計図と異なる材料が使用された可能性を指摘し、「手抜き工事ではないか」と疑っている。
一方で、暖房未使用や未入居の部屋でもカビが確認されているにもかかわらず、会社側は「床暖房による湿気が原因」と説明している。
多くの住民はいまも自宅に戻れず、ホテルや賃貸住宅での生活を余儀なくされている。住宅ローンを払い続けながら住めない家を抱える状況が続いている。
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