子ザル「パンチ」が世界で人気 ホワイトハウスも紹介 ぬいぐるみ完売相次ぐ
千葉県の市川市動物園の子ザル「パンチ」(6か月、オス)がこのほど世界的な話題となり、米ホワイトハウスのSNSにも登場した。パンチが母親代わりに抱くオランウータンのぬいぐるみも注目を集め、各国公式サイトや店舗では相次いで売り切れ、オークションでは最高350ドルの値が付いている。
トランプ米大統領が2月25日に一般教書演説を行う前、ホワイトハウスのXにはビンゴゲームの投稿が掲載された。そのマスの一つに、世界的に話題となった母親に育児放棄された「パンチ」が登場した。
また、Googleで「パンチくん」と検索すると、画面上にハート形のパンチくんのイラストが降ってくる演出も話題となっている。
22日、市川市動物園の入園者数は1日で6000人を突破し、園は入場制限を実施した。さらに27日には鉄道会社と地域活性化に向けた協定を締結し、来園者の分散誘導を進めている。
パンチが常に持ち歩いているオランウータンのぬいぐるみは、思わぬ形で世界的な人気商品となり、各国のイケア公式サイトや店舗で品切れが相次いだ。オーストラリアでは直近1週間の販売が急増し、一時は200%以上伸び、店舗とオンラインを合わせて990個以上を販売、通常の週平均約400個を大きく上回った。
アメリカ、日本、韓国の店舗では軒並み在庫切れとなった。イケアのアメリカ法人はSNSに物語仕立ての投稿を行い、「今や私たちはみんなパンチの家族」と投稿した。
ぬいぐるみの価格はおよそ20ドルとされる。台湾の公式サイトでも一部店舗では残り100個未満となり、国際的なECサイトでは転売が相次ぎ、最高で350ドルと定価の10倍以上で取引されるケースも出ている。
市川市動物園によると、パンチは現在、徐々にサルの群れに溶け込みつつあり、将来的にはオランウータンのぬいぐるみに頼らなくなることを期待しているという。