ショベルカーが露天市場に突っ込み、屋台や人々をなぎ倒した無差別襲撃の現場。倒壊した屋台と路上に散乱した商品、混乱の中で立ち尽くす人々の様子。2026年3月29日、中国北京市房山区。(動画よりスクリーンショット)
刃物を使った傷害事件は1日数百件

中国で無差別襲撃が多発 1日数十件の実態

無関係の市民を手当たり次第に巻き込み、襲撃する。社会への報復を狙ったとみられるこうした凶悪事件は、近年、中国各地で相次いでおり、その頻度と激しさは増す一方となっている。

一部の事件は、検閲をかいくぐるか、削除される前にSNSに投稿された映像が保存され、海外のSNSに再投稿されることで外部にも知られている。しかし、そうして表に出るのは氷山の一角にすぎないことが、本紙に寄せられた当局関係者の証言で改めて裏付けられた。

体制内部の関係者・衛方氏が本紙の取材に対し明かしたところによると、中国では刃物による傷害事件が毎日数百件発生し、そのうち無差別に人を襲う悪質な事件も、毎日数十件に上るという。こうした実態はほとんど外に知られておらず、当局が情報を封じている。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾の自由通信伝播協会は6月7日、国立台湾大学で講演会を開催し、「世界の政治・経済大変局 米中対立下でいかに対応すべきか」をテーマに、学者や専門家が国際情勢について分析を行った
蔡奇が中央党校長に就任した。中央党校長は党内統制や指導部の危機認識を映す重要ポストとされる。党中央弁公庁主任も兼ねる蔡奇への権限集中は、習近平体制の今後を考える上で注目される動きとなる。
自由と民主化を求めた学生や市民に軍が発砲し、戦車が市民をひき殺した天安門事件から37年。世界が追悼を続ける一方、中国はいまも真相を隠し続けている。なぜこの歴史は今なお封印されているのか
習近平は6月8日、北朝鮮を訪問した。中国共産党政権は今回の訪問を通じて中朝同盟関係の強化を図る考えだが、北朝鮮は従来から中共に対して強い警戒感を抱いているという
天安門事件の未公開写真特集、第13回。広場を埋めた人々は何を求めていたのか。写真に残された無数の表情が、1989年の北京を今に伝えている