ワシントン現地時間16日、G20 財務大臣・中央銀行総裁会議等の議論が終了し、片山大臣(真ん中)は植田日本銀行総裁(向かって右)とともに記者会見を行った(写真:財務省Xアカウント)

政府 年金マネーの国内還流を検討 背景に膨らむ家計の「静かな円売り」

片山さつき財務兼金融担当相は7月10日午前の閣議後会見で、家計や年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を含む年金基金による国内金融資産への投資拡大を促す施策の検討を進める考えを明らかにした。日本経済が「金利のある世界」へと移行し株式市場も堅調に推移しているとした上で、国民が成長の果実を直接享受できるようにすると強調した。

片山氏は具体的な方策には触れなかったが、高市早苗政権の下で日本経済が新たな成長型経済に移行する過程にあるとし、「国民が日本経済の成長の果実を直接に享受できるように、まず家計、そしてGPIFをはじめとする年金基金により日本の金融資産にさらなる投資をしていただくという方向で後押しをする方策を追求したい」と述べた。

この発言は骨太の方針が掲げる成長投資の果実を金融面でどう国民に還元するかを問われての回答されたもので、片山氏はあわせて、日本国債の魅力向上のため個人向け国債の商品性を見直し、新商品の設計を早急に具体化する考えも示した。

▶ 続きを読む
関連記事
高市早苗首相は8月30日、自身のXを更新し、ホルムズ海峡が事実上閉鎖されたことでペルシャ湾内に滞留していた日本人乗組員全員が、すでに脱出したと明らかにした。日本籍船もすべて脱出を完了しているという
法務省出入国在留管理庁は、令和8年10月1日から在留資格の変更許可、在留期間の更新許可、永住許可にかかる手数料を改定する。経済的に困窮する人への減額措置なども含まれる
出入国在留管理庁は、2024年の出入国管理及び難民認定法(入管法)改正に伴い、新設する「永住者の在留資格の取消 […]
赤沢経済産業相は紅海情勢の緊迫化を受け、日本向け原油の輸送ルートがアフリカ南端の喜望峰を回る迂回航路へ切り替わっていると説明した。輸送期間の長期化により、日本向け原油タンカーの9月の調達率は、本来の予定から一時的に8割へと減少する見通し
国土交通省と観光庁は7月17日、外国人によるレンタカー事故を抑えるため、新千歳、福岡、那覇の3空港周辺にある主要国道で、カラー舗装や路面表示などの安全対策を本格的に実施すると発表した。