EUは150ユーロ以下の輸入品への免税措置を撤廃し、Temu、AliExpress、SHEINなどの越境EC小口貨物に商品分類ごと3ユーロの関税を導入(Kirill Kudryavtsev/AFP via Getty Images)

EUの3ユーロ関税で越境ECに変化 リトアニアで中国発小口貨物98%減

2026年7月1日、EUは150ユーロ以下の輸入品に対する免税措置を正式に撤廃し、Temu、AliExpress、SHEINなどの越境ECプラットフォームから届く荷物について、商品分類ごとに3ユーロの暫定関税を課し始めた。長年続いてきた免税制度の抜け穴をふさぐことを目的とした新制度は、導入からわずか1か月余りで大きな効果を見せている。

EUへの貨物輸入の主要な玄関口の一つであるリトアニアでは、7月に小口貨物の申告件数が急減した。

リトアニア税関のデータによると、2026年7月に申告された中国からの小口貨物は約7200個にとどまり、2025年同期の44万1300個から約98.4%減少した。

▶ 続きを読む
関連記事
欧州が再び不穏な状況になっている。10月30日、イタリア各地で大規模な抗議活動が発生した。フランスとドイツでも、市民が10月31日に街頭デモを行う準備を進めている。ドイツの当局者は、フランスの混乱がドイツでも繰り返される可能性を懸念している。
スペインの高速鉄道で起きた重大な追突事故で、少なくとも68人が死亡した。新たに公開された運行指令の通話録音3件から、事故前の重要な17分間の経緯が明らかになった。
セルビアの議会選で学生主導の新勢力が過半数を獲得し、政権交代が確実となった。「一帯一路」関連の駅改修後に起きた崩落事故を機に、汚職や不透明な契約への抗議が拡大。12年続いた与党支配を揺るがした
EUが中国製品への輸入制限拡大を検討している。化学品、家具、機械などを対象に、輸入割当や追加関税を導入する案が浮上。対中貿易赤字が3600億ユーロに達するなか、早ければ2027年初めにも具体案を示す見通しだ
欧州の過度なEVシフトと中国勢の台頭による自動車業界の苦境をレポート。補助金や規制に依存した市場の歪みと、西側メーカーが直面する課題を解説します