欧州3か国で再び抗議の波 ドイツでフランスの混乱再現を懸念

2026/10/31
更新: 2026/10/31

欧州が再び不穏な状況になっている。10月30日、イタリア各地で大規模な抗議活動が発生した。フランスとドイツでも、市民が10月31日に街頭デモを行う準備を進めている。ドイツの当局者は、フランスの混乱がドイツでも繰り返される可能性を懸念している。

まずイタリアでは、コリエレ・デラ・セラ紙によると、複数の都市でストライキやデモ行進が行われた。主催した労働組合USBは、ミラノ全域を封鎖するとまで表明した。

組合代表のルカ・ピストイア氏によると、今回の行動は世界100か所以上の港湾でのストライキと同時に行われた。再軍備と戦時経済に反対し、全国規模のゼネストにつなげることが目的だという。

組合の推計では、ローマだけで約10万人がデモに参加した。他の都市でも混乱が起きている。トリノでは抗議参加者が警察の封鎖線を突破し、市庁舎の入り口前に糞便の入った箱2つをひっくり返す者もいた。ジェノバでも激しい抗議があり、参加者が自動車のタイヤに火を付け、現場には濃煙が立ち込めた。多くの人々が、生活費の高さやウクライナ戦争の影響に不満を抱いている。

ドイツでも、当局が緊張を強めている。10月31日には全国的な抗議活動が予定されており、34都市で行われるデモへの参加を計画して、既に15万人以上がインターネット上で登録している。この活動は「Z世代による統治」を掲げているが、背後で誰が組織しているのかは、現時点では明らかでない。ドイツの一部の地方当局者は、抗議がフランスのような状況に発展することを懸念し、活動の禁止を主張する者もいる。ドイツの情報機関も、極左団体がこの機会に若者を扇動し、さらに大きな混乱を引き起こす可能性があると警告した。

フランスでは、2週間前に抗議が起きたばかりだが、市民は10月31日に再び街頭に出る計画だ。欧州3か国で相次ぐ抗議活動が、今後さらに大規模な街頭衝突につながるのか。引き続き注視する。