汚職摘発を強化するほど腐敗が深刻化 中共党内で5つの異論
「全面的な党の厳格統治」をテーマとする中国共産党(中共)第20期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が開かれている。中共当局が公表した最新の汚職摘発データからは、汚職事件が依然として相次いでいることが分かった。
中共の学者は党の機関誌に寄稿し、反汚職運動をめぐって党内にある5つの疑問や異論を明らかにした。専門家は、官僚組織全体に寝そべりの風潮が広がっている証拠だと分析する。また、中共は汚職を生み出す土壌を本気で取り除くことはできず、取り除けば中共政権そのものが崩壊するとの見方も示した。
当局が公表した最新データによると、今年1~9月、全国の規律検査・監察機関は省・部級以上の幹部73人を立件した。
関連記事
習近平が中共五中全会後、自ら抜擢した高官を粛清する可能性が浮上。北京の消息筋が党内の権力闘争や次期人事を語った
中国共産党の公式発表によると、今年1~9月、省・閣僚級以上の高官73人が取り調べ対象となった。全国で正式に取り調べを始めた案件は80万件。習近平が反腐敗の徹底を求める中、第21回党大会を前に粛清の広がりが注目される
エムバペが毛沢東の肖像に自身の顔を合成した画像を「本当に面白い」と語り、中国の愛国派が反発。中国企業による契約解除やCCTVの放送取りやめに発展する一方、海外では支持の声も上がっている
中国共産党の5中全会が10月26日に開幕。専門家は、習近平が長年人事を担ってきた陳希の勢力「陳家軍」を粛清の標的にしていると分析。党内の権力闘争や第21回党大会に向けた動きを読み解く