中国人が好む日本の家庭常備薬

2015年05月20日 07時00分
【大紀元日本5月20日】旧正月に日本を訪れた中国人観光客によって、彼らの「爆買い」が広く知られるようになった。中国人観光客によく買われるものには高級ウォシュレット、電気炊飯器などの家電製品が挙げられるが、その他には家庭常備薬も非常に人気が高い。

 ソーシャル・ビッグデータの分析を行うホットリンク社(東京都千代田区)によると、旧正月にあたる2月18日から24日の間に中国人観光客が日本で購入した製品の第一位は、「家庭常備薬」だったという。

 家庭常備薬の中でも、鎮痛剤やかぜ薬などが特に人気がある。中国のネットには「日本で買うべき12種類の神薬」という記事が掲載されており、日本の家庭常備薬に対する信頼と憧れが広がっている。リストに挙げられた12種類の薬は、以下の通りである。

サンテ ボーティエ

 参天製薬が製造している点眼薬で、眼組織の代謝を促進するタウリンや、角膜を保護、保湿する成分を配合したもの。ローズの香りがするため、女性に特に人気がある。日本円で1,575円。

アンメルツ

 小林製薬から発売されている塗るタイプの消炎鎮痛剤。肩こりや筋肉痛に効果がある。無臭性のため、臭いに敏感な人でも安心して使える。容器の首の部分が湾曲していて背中や腰などの塗りにくい患部にもスムーズに塗布できるため、人気が高い。80ミリリットル入りで810円。

液体バンソウ膏

 小林製薬などのメーカーで生産された、ハケ付きの液体絆創膏。ひび、あかぎれ、さかむけ、その他小さな傷の患部に塗ることで傷口をピタッと固め、薄く被膜を張ってバイ菌の侵入を防ぎ、水に濡れてもしみない。透明タイプで目立ちにくいことも人気の一因である。価格はメーカーによって異なるが、10グラムで500円から800円。

熱さまシート

 小林製薬の製品で、子どもにも大人にも使用できる。肌にやさしく、おでこにピタッと密着するので寝返りを打ってもズレ落ちない。ひんやりとした冷却効果が約4時間持続し、無香料、無着色でかぶれにくい。6枚入で453円。

イブクイック頭痛薬

 エスエス製薬のイブクイック頭痛薬も人気商品の一つ。頭痛を素早く鎮静し、かつ胃への負担が少ないことが人気の秘密である。20錠で1,296円。

サロンパス

 久光製薬が製造する貼り薬で、血行促進、炎症抑制、鎮痛などの作用をもち、肩こり、腰痛、筋肉痛、筋肉疲労、打撲、ねんざ、関節痛、骨折痛、しもやけなどに使える。大判12枚入で530円。

ニノキュア

 小林製薬が製造するクリームタイプの尿素入り塗り薬。さめ肌、肘や膝、かかと及びくるぶしの角化症、手指の荒れ、老人の乾皮症に効果がある。30グラム入りで1000円前後。

ハイチオール錠

 エスエス製薬が製造するアミノ酸L-システインを含む製剤。代謝を助けることにより、シミや全身倦怠感の軽減に効果を発揮する薬である。シミ、そばかす、日やけなどの色素沈着症、全身倦怠感、二日酔い、にきび、湿疹、じんましん、かぶれ、くすり負けなどに使える。60錠入りで1620円。

ビューラック

 皇漢堂製薬が製造する便秘薬。就寝前の服用により、翌朝のおだやかなお通じが期待できる。結腸粘膜に直接作用する刺激性下剤で、大腸の蠕動運動を促進して自然なお通じを促す。便秘とともに現れる頭重、のぼせ、肌あれ、吹出物、食欲不振、腹部膨満、腸内異常発酵、痔などにも効果がある。100錠入りで500円前後。

口内炎パッチ

 大正製薬が製造するパッチタイプの口内炎治療薬。炎症をおさえるとともに肉芽形成を促し、傷の治りを早める効果がある。通販では10枚入りで737円。

女性保健薬 命の母

 小林製薬が製造する、13種類の生薬とビタミン類、カルシウムなどの配合剤。血行を促して体を温め、女性ホルモンと自律神経の乱れから起こるさまざまな身体の不調を改善し、女性の前向きな生活をサポートする効果がある。女性ホルモンの変動に伴って現れるほてり、のぼせ、イライラ、眠気や疲労倦怠感、めまい、頭痛、不眠、動悸、肩こり、腰痛、乳房の張り、冷え、むくみ、便秘などの症状に対して服用する。通販では840錠入りで3,500円程度。

龍角散

 株式会社龍角散が製造、販売する漢方生薬配合ののど薬。200年の歴史があり、炎症による喉の荒れ、不快感、痛み、腫れ、声枯れなどに効果がある。通販では20グラムで812円。

 これらの薬の大半は中国本土でも入手できるが、中国人観光客は日本で購入する製品の方が中国国内で購入する製品より安全で、効果も高いと思っている節がある。やはり中国人たちは、自国で販売されている商品に不信感を抱いているのだろうか。

 日本の医薬品に対する需要はこれからも中国で伸び続けると予測し、日本家庭薬協会は専門のウェブサイトを立ち上げた。今年の夏から、中国の消費者に向けた家庭用常備薬の販売が始まる予定だ。

 (翻訳編集・立言)
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