神韻芸術団 日本到着 専属日本人指揮者「最高の音楽を」

【大紀元日本1月28日】神韻ついに日本へ。カナダ・バンクーバー公演を連日満席で大成功のうちに収めた神韻国際芸術団が27日午後、成田国際空港に到着した。今期の神韻アジアツアーは、この日本からスタート。1月29日から2月6日まで、東京と神戸で9回の公演が行われる。

従来の三つの団(神韻ニューヨーク芸術団、神韻巡回芸術団、神韻国際芸術団)に、今期から新たに神韻世界芸術団が加わった4団によって行われている神韻世界ツアー2014。

その規模は年々大きくなっているとともに、毎年の公演を心待ちにしている熱心な神韻ファンも世界各地で確実に増えている。

さらに、日本公演の会期中である1月31日は、世界中の中国系の人々が盛大に祝う旧正月の元日に当たる。中国伝統文化の一大祭典である神韻公演への期待は、新年を迎える喜びと相まって、ますます盛り上がっている。

今回来日した神韻国際芸術団の団長を務める張鉄鈞さんは、まもなく始まる日本公演に向けて、次のように語った。

「今回は東京公演の最中に、中国の新年を迎えることができます。これは中国伝統文化の真髄を伝える神韻公演に、まさに中国古来のすばらしいプレゼントを添えるものとなるでしょう。この新春のみぎりに、日本の皆様へ神韻をお届けできることは、私たちの何よりの喜びです」

神韻国際芸術団団長・張鉄鈞さん (大紀元)

毎年演目が一新される神韻公演であるが、今年の神韻日本公演には、例年と異なる点がもう一つある。神韻国際芸術団オーケストラの専属指揮者が、日本人であることだ。

その指揮者、佐藤洋平さんは、次のように述べた。

「日本人である私は、神韻の指揮者として、こうして日本に来ることができました。ただ、そのことを特別に思うのではなく、通常通り演目に集中して、最高の音楽をお客様にお届けしたいと思っています。多くの日本の皆様に、正統な中国伝統文化に触れていただきたいですね」

佐藤さんはさらに、東京公演が行われる新国立劇場について、「日本を代表する劇場の一つであり、世界一流の神韻公演にふさわしい、すばらしいステージをお客様に堪能してもらえるでしょう」と語った。

神韻国際芸術団オーケストラ指揮者・佐藤洋平さん (大紀元)

神韻日本公演のうち、東京公演は1月29日から2月2日まで新国立劇場中劇場で6回の公演。神戸公演は2月5日と6日に、神戸国際会館こくさいホールで3回の公演が行われる。

1月23日に米ワシントンDCのケネディ芸術センター歌劇院で行われた神韻公演には、初代007を演じた米国の名優ショーン・コネリー氏も訪れていた。革のジャケットに身を包み、人知れず静かに席に着いた同氏に気づいたのは、たまたま付近にいた往年の映画ファンだった。

オスカー級の名優、著名人、芸術家をはじめ、各界の名流から一般のファンまで、幅広い人々の心を掴んで離さない神韻公演が、いよいよ日本で開幕する。 

(翻訳編集・牧)