ドイツ、仏など5カ国との国境で検問実施へ 新型コロナ感染増加で

[ベルリン 15日 ロイター] – ドイツ政府は15日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、オーストリア、スイス、フランス、ルクセンブルク、デンマークの5カ国との国境で、16日から検問を実施すると発表した。

一時的な措置で、16日午前8時(日本時間同日午後4時)から導入される。

ゼーホーファー内相は記者会見で、新型ウイルスの感染が急速に拡大しているとの見方を示し「ピークにはまだ、達していないと想定しなければならない」と指摘。「状況は非常に深刻だ」と述べた。

ロベルト・コッホ研究所によると、15日時点でドイツ国内の新型ウイルス感染者は4838人、死者は12人。前日は感染者が3795人、死者は8人だった。

ドイツ全土では今週、学校や保育施設が4月のイースター(復活祭)後まで閉鎖される。

北部のハンブルクは15日、ベルリンやケルンに続き、すべてのバーや映画館、劇場などを休業とした。

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