東京開催に向け引き続き準備=豪五輪委員会

[シドニー 19日 ロイター] – オーストラリアのオリンピック委員会幹部は19日、東京オリンピックの開催に関して会見で、新型コロナウイルスの感染が拡大しているため十分に対策を講じるが、引き続き選手団を派遣するための準備を進める方針を示した。

豪選手団のイアン・チェスターマン団長は会見で「誰もが五輪開催を計画しているなら、われわれも準備する必要がある」と述べ、「選手をウイルスに感染させることなく送り出すことが重要になる」と指摘した。

また、豪オリンピック委員会のマット・キャロル最高経営責任者(CEO)は、東京に向けて選手が出発するまでまだ16週間、開会式までまだ18週間あるとし、決定を急ぐ必要はないとの考えを示した。

新型ウイルスに関する状況は1カ月前から変わったと指摘。今後4─6カ月の間に状況がどのように変化するかは誰にも分からないとし、「もし状況が変われば、国際オリンピック委員会(IOC)の決定も変わる」と語った。

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