独研究所、医療体制への重圧を警告 新型コロナ深刻化なら=新聞

[フランクフルト 29日 ロイター] – ドイツの感染症対策を担う政府機関ロベルト・コッホ研究所のウィーラー所長は、国内で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化すれば、同国の医療体制はイタリアのような重圧にさらされる可能性があると警鐘を鳴らした。

同研究所が29日公表したデータによると、ドイツ国内の感染者は累計5万2547人に増加し、死者は389人となった。

ウィーラー所長は独紙フランクフルター・アルゲマイネに対し、「患者数が人工呼吸器の数を上回る可能性は排除できない。当然、対応能力が不足する状況を想定しなければならない」と述べた。

ドイツでは当初、国外で感染した人が事例の多くを占めていた。

ウィーラー所長は、病院や高齢者施設で感染が拡大し始めれば、死者が急増する恐れがあるとし、「感染はまだ初期の波が来ているにすぎない」と警告した。

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