台湾、コロナワクチンの公平な分配呼び掛け 西側諸国と協議

[台北 19日 ロイター] – 台湾当局は19日、西側諸国の外交官との会合で新型コロナウイルスワクチンの公平な分配を求めたことを明らかにした。

台湾では過去1週間前後で1000人近くの新規感染者が報告されており、台北では新たな封鎖措置が導入された。

台湾がこれまで受け取ったワクチンは、英アストラゼネカのワクチン約30万回分のみだが、少なくともすでに3分の2が配布されている。米モデルナなどにも計2000万回分のワクチンを発注しているが、世界的な供給不足の影響を受けている。

疾病管制署によると、台湾当局は18日、台北駐在の米、英、日本、豪州の外交官とワクチンに関するオンライン会議を開催。

「効果的なワクチンの公正な分配が、新型コロナの世界的な流行に歯止めをかける究極の手段になる」とし「流行に歯止めをかけるため、全ての国が協力することを求める」と表明した。

台湾は、バイデン米大統領が国外への供給を表明した新型コロナワクチンについて、配分を受けるために交渉していると明らかにしている。

米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)のブレント・クリステンセン台北事務所所長(大使に相当)は「ワクチン接種の段階が国地や地域によって異なっていることを認識している。残念ながら、多くの国・地域がワクチンの入手で依然として問題を抱えている」と述べた。

台湾当局は、域内で開発したワクチンが7月末までに供給されると期待していると表明。輸入ワクチンもさらに到着するとの見通しを示している。

関連記事
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓 […]
中国共産党(中共)がロシアに供給する半導体などのハイテク製品のサプライチェーンにおいて、香港が重要なリンクになっていることを示す証拠は大量にある。2022年2月24日、ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始して以来、香港で「ロシア」を社名に含む新規登録企業が急増した。
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。
今年11月に迫る米大統領選で勝利した場合、トランプ氏は数百万人の不法移民の強制送還や中国製品の関税強化、議会議事堂事件で起訴された人々の恩赦を行うと米誌タイムのインタビューで語った。