台湾・香港 軽い発信が越えた一線

中国インフルエンサー台湾で問題発言 永久入国禁止に

2026/04/11
更新: 2026/04/11

中国の人気インフルエンサーが台湾での発言をめぐり、今後一切の入国を認めない永久禁止処分を受けた。

処分を受けたのは、フォロワー約230万人を抱える中国の動画配信者「噠噠(ダーダー、本名:楊月)」である。これまでも「台湾は中国の一部」とする主張を繰り返してきた。

3月下旬、短期滞在で台湾を訪れ、現地で動画を撮影していた。

しかしその動画の中で、「中国台湾」「中国台北」といった表現を繰り返し使用。さらに店員に対し「私は外国人ではない、中国人だ」「台湾と中国大陸は一体だ」と発言していた。

問題の動画は本人が台湾を離れた後に公開されたが、公開直後から台湾のネット上で強い反発を招き、多くの通報が当局に寄せられた。

台湾の移民当局は調査の結果、この言動が「対等な立場を尊重する原則に反する」と判断。すでに出国していることを確認したうえで、今後は一切台湾への入国を認めない措置を決定した。

さらに、今回の申請手続きを代行した関係機関にも処分が下され、今後は中国人の台湾渡航申請を取り扱えなくなる見通しだという。

なお、台湾では同様のケースも確認されている。タイ在住の中国人留学生は台湾旅行を申請したものの却下され、過去に投稿した動画の内容が問題視された。動画では台湾を「中国台湾」と表記し、中国の国旗マークを付けていたことから、通報をきっかけに「中華民国の尊厳を損なう行為」と認定された。その結果、観光目的での入国を2年間禁止する処分が下されている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!