中国新疆ウイグル自治区の「強制措置」懸念=ILO報告
最近、年次報告書を発表した国連の専門機関「国際労働機関(ILO)」は、中国新疆ウイグル自治区のウイグル人や他のイスラム教徒少数派の労働環境に注目し、雇用選択における労働者の自由を奪う「強制措置」の兆候があるとして深い懸念を表明した。
また、国際労働機関は中国政府に対して、同自治区住民の権利を尊重する上で実施している対策に関する詳細情報を提出するよう要請している。
国際労働基準の制定を通して各国の労働者の労働条件を改善する任務を担う国際労働機関が2022年2月に発表した報告書では、労働者の権利に関連して中国北西部に位置する同自治区に対する中国政府の政策に焦点が当てられている。同自治区のイスラム教徒に対する措置に関しては、これまでも人権擁護団体や西側諸国の政府が人権関連の懸念を表明しており、これを大量虐殺(ジェノサイド)と認定した国も存在する。
関連記事
中国の遺伝子編集治療で、2週間に2件の小児死亡事例が発覚。最先端技術の裏で浮かび上がる、規制の甘さと医療透明性への深刻な疑問
南京大学数学学院の元学院長が「もうやりたくない」として辞任。研究者が管理職を離れる背景には、研究時間を圧迫し成果に直結しにくい行政業務の重い負担がある。
大規模な粛清によって、中共の党・軍の高官ポストに多数の欠員が生じており、10月に開かれる5中全会で政治局委員などの欠員補充が行われるかどうかに関心が集まっている
中国当局が香港の保険収益を含む海外資産への課税を強化する可能性が浮上。保険株が急落し、香港市場の資金流出や中国関連株を保有する日本の投資家への波及も警戒される。
真っ暗で蒸し暑い館内へ、それでも「どうぞ中へ」。世界遺産・兵馬俑(中国・西安)で起きた混乱と、その対応が波紋を広げている