習近平の健康問題に再び注目 訪米で5時間の休憩 専用休憩室も要求か

2026/10/05
更新: 2026/10/05

習近平は、外遊時の歩き方や映像から、健康状態に問題があるとの見方が広がっている。米メディアはこのほど、習近平の訪米に際し、中国共産党(中共)側がホワイトハウスに専用の休憩室を用意するよう求めたほか、立っていられる時間や歩ける距離、休憩を取るタイミングまで日程編成で考慮していたと報じた。メディア関係者は、習近平の健康問題が中共政局と世界の今後を左右する「核爆弾」になり得ると指摘している。

9月、習近平はインドで開かれたBRICS首脳会議に出席した後、米国を訪問した。いずれの外遊でも、専用機を乗り降りする際の様子が注目を集めた。習近平は足取りが安定せず、階段の上り下りでは妻の彭麗媛に支えられる場面が見られた。

ジャーナリストの矢板明夫氏は、彭麗媛氏が今や習近平の「杖」になっていると表現した。

ウォール・ストリート・ジャーナルは関係者の話として、今回の訪米にあたり、中共が習近平のために5時間の休憩時間を確保するよう求め、ホワイトハウス内に専用の休憩室を用意するよう要請したと報じた。

この休憩室に入ることができるのは彭麗媛だけで、代表団のほかのメンバーは使用を認められず、中共中央弁公庁主任の蔡奇も入れなかったという。

関係者によると、国賓訪問の各種行事の日程を組む際、中共側は習近平がどの程度の時間立っていられるか、どのくらいの距離を歩けるか、いつ休憩を取る必要があるかといった点も考慮していたという。

こうした報道を受け、習近平の健康状態をめぐる議論が再び広がっている。

米国のジャーナリスト、方偉氏は10月5日、Xへの投稿で、次に世界と華人社会を揺るがす「大事」は習近平の健康問題だとの見方を示した。今回の訪米による大きな「副作用」は、習近平が自身の健康問題を露呈したことだと指摘した。

方氏は主に三つの点を挙げた。

第一に、習近平は2時間以上の会議をこなせず、ホワイトハウス側に休憩室の用意を求めたという。休憩時間も15分や30分ではなく、4〜5時間に及んだとした。

第二に、階段を上る際も下りる際も、彭麗媛の支えを必要としていたことを挙げた。

第三に、インド首相主催の夕食会から米大統領との昼食会まで欠席しており、健康上の問題は決して小さくないと指摘した。

方氏は習近平について「あらゆる要職を押さえ、周囲を敵に回し、しかも後継者もいない」と表現した。そのうえで、訪米によって自身の健康問題をさらけ出し、中共政局と世界の未来にとって「核爆弾」になったと論じた。

英語情報の翻訳・編集を手がける「Himalaya777(文佑)」も10月4日、Xへの投稿で、習近平が訪米中に体力の衰えを見せたと指摘した。

投稿によると、習近平は米国立公文書館の階段を上る際に息を切らし、彭麗媛の手を強く握っていたという。また、トランプ氏が自ら習近平の体を支え、休憩時間を確保するために配慮したとしている。

さらに、習近平は専用休憩室への入室を彭麗媛だけに認めるよう求め、トランプ氏とのワーキングランチも取りやめたほか、首脳会談の日程には約5時間の空白時間が設けられていたという。

一方、中共中央テレビは報道の際、習近平が専用機から降りる場面を放送しなかった。これにより、習近平の実際の健康状態にさらに関心が集まった。

ベテラン記者のビル・ガーツ氏は、習近平が軽度の疾患、さらには脳卒中を患っている恐れがあり、治療が遅れたことで病状が悪化したとの見方を示した。

「Himalaya777(文佑)」は、こうした異例の状況から、習近平の健康問題は外部の想定以上に深刻なのではと指摘した。また、当局が映像編集によって実態を隠そうとしていると主張し、習近平の健康状態は本人だけでなく、中共の権力基盤の安定にも影響すると論じた。

評論家の章天亮氏は自身の番組で、中共の五中全会と第21回党大会が、習近平の健康状態を見極める重要な節目になるとの見方を示した。

章氏によると、健康状態が悪化すれば、仮に再任されても任期を全うするのは難しくなる危険性があるという。

同氏はこれまで、習近平失脚説には一貫して否定的だった。その理由として、中共の組織構造上、クーデターを起こそうとする勢力は中央警衛局、中央弁公庁、公安部特勤局、北京衛戍区という大きな壁を突破しなければならないからだと説明した。

一方、習近平自身に健康問題が生じれば、それこそが習近平の権力と中国政局にとって最大の変数になると指摘した。もし習近平の意識がはっきりしなくなれば、政変もあり得ない話ではなくなるとの見方を示している。