豚レバーはビタミンAの宝庫「あなたの目と肝臓を守ります」

 

レバービタミンAが豊富で、肝臓の機能を高め、目を保護する効果があります。
とくに、豚レバーとうるち米で炊いた「豚レバー粥」は、消化吸収に優れているので、夜間に視力が落ちる夜盲症を改善する効果も期待できます。

ビタミンAのほか、豚レバーは、タンパク質、脂肪炭水化物カルシウムリン、ビタミンB 1、ビタミンB 2、ビタミンC、ナイアシンなどを含みます。

栄養豊富である上、豚肉よりも安価で、炒めものにしたり、スープの具にすることもできる豚レバーは、実に利用価値の高い食材です。

ただし、豚レバーはコレステロールの含有量が比較的高いため、高血圧、冠動脈硬化、高血脂などの症状がある人は、食用を制限される場合がありますので注意してください。

この豚レバーを他の食材や漢方薬を配合することで、症状別の改善効果を得ることができます。そのうちの数例をご紹介します。

まず、豚レバーを使った眼病全般の予防および改善メニューとして「豚レバー粥」を作ってみましょう。

豚レバー100gをよく洗い、細切りにしてボウルに入れます。少量の醤油と生姜を加え、臭みが抜けるまで浸します。
洗ったうるち米100gを鍋で煮て粥にします。米粒が崩れて、十分に煮えたらレバーを加え、ネギのみじん切りを入れます。最後に塩で味を調整して完成です。食べる直前にゴマ油をたらすと、香りが良くなります。

豚レバーはコレステロール含有量が比較的高いため、高血圧、冠動脈硬化、高血脂などの症状がある人は、食用を制限される場合があります。(Shutterstock)

次に、加齢に伴う白内障の初期に服用すると良い「クコと豚レバーのスープ」です。

豚レバー100gはよく洗い、薄切りに。クコの実50gは水に浸しておきます。
中華鍋を火にかけて油を入れ、豚レバーを炒めます。酒、生姜、ネギのみじん切り、塩を加えたら、適量の水とクコの実を入れて煮込みます。豚レバーに火が通ったら胡椒を加え、最後にもう一度塩で味を調整して出来上がりです。

最後に、パソコンやスマホの長時間使用などで起きる眼精疲労に効果のある「豚レバーの玉子スープ」です。

豚レバー200 g はよく洗い、薄切りに。鶏卵2個はボウルに溶いておく。ネギ(白い部分)2本分は5センチのぶつ切りに。
まず、豚のレバーをお湯で煮てスープを作ります。レバーが煮えたらアクを掬い、ネギを加え、卵を溶き入れます。塩で味を調えて出来上がりです。

このスープは、食事と一緒に食べることもできます。子供や若者の仮性近視の予防および治療にも役立つ健康的な一品です。

(翻訳編集・鳥飼聡)

聶天祥