チンギス・カンーーモンゴル草原の凱歌(一)王者への路【千古英雄伝】
帝王の誕生を迎えるため、天命を受けた蒼き狼と青白き鹿がバイカル湖のほとりに降り立ち、モンゴル人の聖地・ブルカン・カルドゥンに神話の足跡を残しました。運命の手配により、大小さまざまな国が築き上げられましたが、予想外にも僅かな時間の中で衰退していきました。
合併と分裂を繰り返す戦争も、間もなくこの土地を統一する王の降臨を待ち望んでいるかのようです。運命の糸は不可抗力のもとにテムジンの祖先、ボドンチャルに結び付きます。
その母、アラン・ゴアは早くに夫を亡くした後、天から届いた光を感じて、夫を持たないまま3人の息子を授かりました。ボドンチャルはまさにそのうちの1人です。
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