失踪した江西省の高校生・胡鑫宇さんの母(左)。「私の子を返して」と書かれた看板を掲げて訴えたが、胡鑫宇さんは遺体で見つかった(中国SNS投稿画像)

白昼堂々「子供をさらう」人身売買業者 警察は役立たず、監視カメラは無駄に並ぶだけ

著名な中国人調査記者である趙蘭健氏は21日、青いシャツを着た男が複数の市民によって地面に取り押さえられている場面の、約2分余りの動画をツイッターに投稿した。動画に添えられたコメントによると、取り押さえられた男は、子供を狙った「人身売買業者」だという。

投稿には「広東省の梅州市五華県で18日、祖父と一緒にいた子供をさらおうとした人身売買業者が、付近の住民によって捕らえられた。今や失踪児童では足らず、悪人たちは公然と街中で子供をさらうようになっている」などの説明文が添えられている。

動画の中で、周囲の市民は非常に憤慨している。人身売買業者という男は、上半身裸にされ、後ろ手に縛られて、地面に転がされている。その男の周りには大勢の市民が群がり、スマホで撮影している様子だった。

▶ 続きを読む
関連記事
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
白タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した