台湾、中壢夜市の屋台グルメ【ディープな台湾探見】

台湾夜市(ナイトマーケット)の屋台グルメは世界的に有名です。初めて台湾を訪れるなら、必ず桃園の中壢(ちゅうれき)夜市に行ってみてください。ここは台湾の創作屋台グルメの発祥地であり、多くの老舗名店が集まっています。また、店舗が路沿いに並んでおり、地形が単純で初めて訪れても迷わないので、観光客には大変人気があります。中壢夜市には主に新明夜市と中原夜市があります。いくつかの有名店の人気グルメをご紹介したいと思います。

中壢観光夜市(新明夜市)

桃園四大夜市の一つ! 元々新明夜市と呼ばれていました。新明路に沿って一列に配置され整然とした夜市です。道は分かりやすく名物料理が多くあり散策には最適、観光客にぴったりで、中壢観光夜市とも呼ばれています。ここには多くの有名店があり、その中でも、「混蛋爆蝦」と「合家現燙魷魚」(看板料理を店名にした)は、日本の観光客に最も合う味わいです。

★混蛋爆蝦

「混蛋爆蝦」は日本のたこ焼き風味を取り入れた創作料理で、日本風のパイナップルエビボールとも言え、台湾版のたこ焼きとも言えます。美味しく香りが高いので台湾で大流行し、どこでも見かけることができます。この店は特許取得の本店で、桃園美食賞を何回も受賞しています。

「混蛋爆蝦」は贅沢な具材を使用しており、新鮮なエビとうずらの卵をメインに、特製衣で包み、魚介の香ばしさに焼き上げ、海苔パウダーを振りかけ、甘いマヨネーズソースと一緒に食べると止まらなくなります。食感は台湾のパイナップルエビボールに似ており、歯ごたえがあり、噛めば噛むほど香りが広がり、食欲をそそります

★合家現燙魷魚

この店も海鮮料理で、台湾の伝統的な創作名店です!主な特徴はアルゼンチン産のイカをその場で熱湯で料理することです。長年にわたり、経済部の名物屋台の栄誉を受け続け、ネット投票でも超人気グルメに選ばれています。

この料理は独特な料理方法により、イカの弾力が感じられます。また、砂茶とニンニクを混ぜた独特のタレが添えられて、台湾料理の濃厚な味わいが際立ち、地元の美味しい海鮮料理を堪能することができます。

中原夜市

中原夜市は桃園で最も多様な夜市であり、中原大学周辺の商圏から発展しました。実際に行く際には、中原大学の入り口近くの日新路と交差する実践路を選ぶと、より安心して散策できます。ここには超人気店もたくさんあります。

★大根餅と臭豆腐

このお店は創作臭豆腐の名店です。

独特な風味の臭豆腐を小麦粉で包み、大根餅と一緒に金色になるまで揚げます。臭豆腐本来の匂いから揚げた香りに変わります。同時に、見た目が美しく、口当たりも滑らかで、独特な濃厚味の伝統的なグルメに生まれ変わりました。

油で揚げた自家製の大根餅は外側がサクサクで、中は柔らかく、臭豆腐を乗せて、金沙醤、塩卵黄とニンニクを炒めたソースを加え、砕いた卵白、みじん切りにしたネギをかけて、美しさと香りに満ちた台湾の味わいと雰囲気を楽しむことができます。

★円味地瓜球(サツマイモボール)

台湾のサツマイモボールは夜市で定番デザートであり、夜市を散策する観光客が必ず食べる美味しい料理です。この店はとても有名で、特に学生に人気があると言われています。サツマイモボールの特徴は、不揃いな形状で、創意的な料理になっています。

一般的なサツマイモボールは、サツマイモを蒸してつぶし、さつまいもの片栗粉と砂糖を混ぜてボール状の生地に練り込み、油で揚げます。揚げながら、適度な力で押すと、内部が空気でいっぱいのまるい球体になります。サツマイモの香りと、歯ごたえのある食感が魅力です。

この店は他の店と異なり、サツマイモボールは自由な形状をしていますが負けない味を誇っています。

高記老舗の紅心粉圓店

1987年創業、各大手のメディアにも取り上げられた台湾の老舗スイーツ店です。

品目が豊富で、フェンユアン、仙草ゼリー、緑豆と小豆のスープ、伝統的なパイナップルアイス、桂圓紫米粥、白キクラゲと赤い棗など、様々なスイーツがあります。伝統的な台湾式の甘いスープもあります。トッピングは約20種類あり、自由に選択できす。氷入り、アイス抜き、ホットスープ、ジンジャースープなど、アイスとホットスープの両方あります。ここには大きな刀削り氷もあり、珍しい伝統的な味を楽しむことができます。

ここでの看板デザートは、さまざまな種類の片栗粉で作られた粉圓です。透明感があり、もちもちとした食感が魅力です。ゴマ、黒糖、レンコンなど、さまざまな味があります。日本でよく知られているタピオカミルクティーの中のタピオカボールは、その中の一種です。地元の人や学生の間で人気があり、ロマンチックな時間をもたらしてくれます。

(編集 田中英子/翻訳 季千里)