米ブルームバーグが発表した「2026年に行くべき世界の旅行先25選」に台湾が選ばれた。中でも台北は、夜市文化を特徴とする食の街として評価されている。
屋台から立ち上る湯気、行き交う人々の声、肩を並べて食事を楽しむ光景。そこには、観光地でありながら、地元の暮らしがそのまま息づいている。
この雰囲気は、中国語で「人間煙火(じんかんえんか)」と呼ばれる。人の暮らしの匂いや温もりが感じられる、という意味だ。台北の夜市は、まさにその言葉どおりの場所だと言える。
鶏そぼろご飯のような素朴な屋台料理から、世界に広まったタピオカミルクティーまで、台北の食は気取らず、それでいて奥深い。昔ながらの味と新しい店が自然に混ざり合う点も、この街ならではの魅力だ。
こうした食文化が、台北を世界の旅行者が注目する街にしている。
米ブルームバーグが発表した「2026年に行くべき世界の旅行先25選」は、定番を外した新たな魅力を持つ場所や、イベント・新施設の登場で注目を集める地域を幅広く取り上げたガイドだ。アルゼンチンの山岳地帯やチリのパタゴニア、ギリシャの山岳リゾート、日本の瀬戸内海にある香川県の直島、アブダビの文化島など、世界各地の自然、文化、食体験が豊かな地域が並ぶ。これらは「混雑を避けながら、2026年ならではの価値ある旅ができる」として選ばれている。
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