新唐人(NTD)テレビの取材に応じる台湾のフルーツ農家の周さん。(NTDテレビの報道番組よりスクリーンショット)

中国、台湾産バンレイシの輸入再開を発表 「中国政府に振り回されたくない」と生産者

中国で台湾政策を担う国務院(政府)台湾事務弁公室(国台弁)は20日、台湾産の果物バンレイシについて「安全性が確認できた」として、2021年9月から続けていた輸入停止措置を取りやめ「即日輸入を再開する」と発表した。

ただし、再開されるのは台湾全体で1009園あるバンレイシの果樹園のうちの25カ所、50社ある包装業者のうちの3社にとどまる。

バンレイシは釈迦頭(しゃかとう)とも呼ばれる南国産の果物で、クリーミーな果肉の甘みとほのかな酸味が特徴。台湾では一般的な果物として生産され広く親しまれているが、日本国内での生産は非常に少ない。

また、生のバンレイシは日本への輸入が許可されていないため、日本では、冷凍もののバンレイシを除けば食べる機会がほとんどない果物である。

中国は2021年3月に台湾産パイナップルを、同年9月には「害虫の検出」を理由にバンレイシとレンブの輸入を停止するとした。しかし、中国側の措置はいずれも科学的根拠を示さない一方的なもので、「とても受け入れられない」として台湾側は反発を強めていた。

中国側の輸入停止を受けて、かつて台東市でパイナップルやバンレイシを栽培していた果物農家の周さんは「信用できない中国政府には、これ以上振り回されたくない」として、2年前から生産の主力をアボカドなどへ変更したという。

中国側がバンレイシの輸入を再開しても、周さんは「今更、もう元の道には戻りたくない」として、中国を輸出先とするバンレイシ栽培は再開しない考えを、新唐人(NTD)テレビの取材に答えた。

関連記事
こうして、丘を越え、丘を越え、明るい空の方向に進み、疲れと空腹でへとへとになっていた。 地図が打ち上げられようとしている海辺に着いたとき、崖であることに気づいて唖然とした! 崖の下はマカオへの海路だったのだ。ドキドキする心臓を抑えながら、崖の端に偶然、竹の棒を見つけた。 歓迎の潮風が劉さんたちを幸せな気分にさせる。 もちろん、これは冒険の始まりだ。
垂秀夫前駐中国大使は9日、長年に渡って日台間の友好関係を推進してきた実績から、台湾の蔡英文総統より勲章を授与された。垂氏は自身と台湾との深い縁に言及し、今後も日台関係の強化に尽力していく考えを示した。
ウクライナ保安庁(SBU)は7日、ゼレンスキー大統領と複数の高官を対象としたロシアの暗殺計画に関与したとして、国家反逆などの容疑でウクライナ国家警備局の大佐2人を拘束したと発表した。
中華民国の新政権就任式に向け、台湾日本関係協会の陳志任副秘書長は7日、外交部の定例記者会見で、20日に行われる頼清徳次期総統の就任式に、現時点では各党・会派から37名の日本国会議員が37人が出席する予定だと発表した。過去最多の人数について「日本側は新政権をとても重視している」と歓迎の意を示した。
5月6日、米国ホワイトハウスは、ロシアによる法輪功学習者の逮捕に対して、再び声を上げ、中共とロシアの関係の強化に懸念を表明した。 中国での法輪功学習者に対する迫害は、生きたままの臓器収奪を含めてすでに有名だが、先週、ロシア警察が突然4名の法輪功学習者を逮捕し、その中の46歳のナタリア・ミネンコワさんが2ヶ月間の拘留を受けたことが判明した。