2023年7月2日夕方、新疆ウイグル自治区・哈密市で、突然の砂嵐が発生した。(SNS投稿動画よりスクリーンショット)

「まるでこの世の終わり」 巨大な砂嵐に呑み込まれるオアシス都市=中国 新疆

7月2日の18~20時(現地時間)に、中国西北部に位置する新疆ウイグル自治区の東端、天山山脈東部の扇状地に開けたオアシスの都市・哈密(ハミ)市で、突然の砂嵐(砂あらし)が発生した。

強烈な砂嵐が、一瞬にして街を呑み込む様子を捉えた動画がSNSに多く投稿されている。「昼が一瞬で夜になった」「家の中にいたが、突然真っ暗になった。まるでこの世の終わりのようだった」といった感想のほか「自然災害を前にしたら、人間なんてちっぽけすぎる。大自然にもっと畏敬の念を抱くべきだ」などの声も目立つ。

今年4月、中国の北部は何度も砂嵐に見舞われた。北京市内も、度重なる黄砂に覆われている。一部の黄砂は南下し、長江を越えて江南地区にまで入った。中国の半分の地域、4億人以上が砂嵐や黄砂の被害を受けたとみられている。

以下に、市民が撮影した映像の一部を紹介する。

 

 

関連記事
元第8空軍司令官のE・G・バック・シューラー氏は、「Defense post」に掲載された最近の記事で、米国の自動車メーカーにガソリン車の販売を中止させ、電気自動車(EV)への切り替えを強制することを目的としたEPAの新しい排ガス規制は、米国を中国の言いなりにするだろう」と警告した。
2024年5月1日~3日、中国湖北省随州市の数千人の住民は政府による「葬儀改革政策」の廃止を求めて街に出た。
2024年5月8日夕方、中国河南省信陽市で小学生41人が学校で夕食を摂った後に嘔吐と下痢などの食中毒を疑う症状が現れたことがわかった。
2024年5月9日、「小学校2年の息子が学校の昼休み時間に異常な死に方を遂げた、学校に説明を求めるも現地公安によって殴打された」と訴える母親の動画や画像が中国のネット上で検閲に遭っている。(母親が発信した動画より)
近頃、複数の報道機関によると、中国に存在する偽の学術機関が「院士」の選出を装い、詐欺行為を行っており、40万元の人民幣を支払えば「外国籍院士」の認定証を購入することができるとされている。