今月9日に、貴州省貴陽市で撮影されたという「移動式露天商」。場所とりをしていないので、普段は横暴な「城管」も強制排除できない。(SNS投稿動画よりスクリーンショット)

城管も手出しできない「移動式露天商」 たくましく生きる庶民の姿に喝采が殺到=中国 貴州

今月9日に、貴州省貴陽市で撮影されたという「移動式露天商」の動画がSNSに拡散され、話題を呼んでいる。

まだ若い男性である「店長」は、おそらく自分で手作りしたであろう「屋根つきの焼肉店」をかかえて、移動しながら商売をしているのだ。お腹の前の炭火で、おいしそうに焼いた串焼きは1本10元(約200円)。お客さんも次々に寄って来て、なかなか繁盛しているようだ。

場所とりをしていないため、日頃は横暴な「城管」もポカンと口を開けて見ているだけで、手出しできない。串焼きを買ったお客さんが城管の前を通り過ぎていくのは、なかなか胸がすく痛快な光景である。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。