中国 診療科も道案内も、ちょっと迷走

「お腹が痛いのに耳鼻科へ案内される」 中国の病院案内AI、ちょっと頼りない

2026/08/13
更新: 2026/08/13

「お腹が痛いんですが、何科に行けばいいですか」

中国・広東省東莞市の病院で、利用者が案内ロボットに尋ねたところ、返ってきた答えは、まさかの「耳鼻咽喉科」だった。

東莞市人民医院に設置された、中国の通信機器大手・華為(ファーウェイ)のOS「鴻蒙(HarmonyOS)」を搭載した案内ロボットと利用者の、なんともかみ合わないやり取りを映した動画が、中国SNSで笑いを誘っている。

腹痛なら一般的には内科や消化器内科などが考えられるが、ロボットが案内したのは、耳や鼻、のどを診る耳鼻咽喉科。お腹からは、ずいぶん遠い。

さらに利用者が「救急の会計窓口まで連れていって」と頼み、「前を歩いて」と促すと、ロボットはまさかの「あなたが先に歩いてください」。腹痛で「耳鼻科」に続く二度目の珍回答に、利用者もさすがに困惑。行き方がわからないから聞いているのだが……。

この「ほっこり」動画はたちまち話題となり、中国のネットユーザーからは「この子、自分が案内係だって忘れてない?」「患者よりもロボットが迷ってる」など、頼りない案内役へのツッコミが相次いだ。

ここまでくると腹を立てるより、ちょっと笑ってしまう。

人間を助けるために登場した最新ロボット。便利になる日は楽しみだが、とりあえず今は、人間がロボットを案内してあげたほうが早そうだ。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!