このごろ、壊滅的な洪水被害を受けた河北省涿州市で撮影された複数のプロパガンダ動画がネットに流れている。画像は、その動画のスクリーンショット。(中国のSNSより)

やはり出た、中共お手盛りの「愛国プロパガンダ動画」 中国の民衆は覚醒へ向かうか

このごろ、壊滅的な洪水被害を受けた河北省涿州市で撮影されたとする複数のプロパガンダ動画が、ネット上に流れている。

映っているのは、大勢の「市民」が沿道に出て、同市から撤収する民間救援隊を熱狂的に見送る場面である。そのなかで「市民」は道を挟んだ両側で手を振り、赤い横断幕を掲げ、中国国旗の小旗を振っていた。横断幕には「涿州の恩人よ、道中ご無事で(涿州恩人,一路平安)」などの、救援隊へのお礼のメッセージが書かれている。

ただしその時、救援隊の隊員がどんな表情であるかは映像に映っていないので知ることはできない。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。