9月8日、広東省広州市の街中に、「ワニ園」から逃げ出したとみられる「本物のワニ」が出没していると話題になっている。(SNS投稿動画よりスクリーンショット)

「これも洪水の副産物?」ワニが水没した道路を泳いでいる=中国 広州

このほど、中国では「街中にワニが出た」と話題になっている。ホンモノのワニが、洪水で水没した「道路を泳いでいる様子」などを捉えた複数の画像がSNSなどに投稿されて、地元市民はパニックになっている。いっぽう、現地当局はこれを「デマだ」と否定している。

今月7日、広東省各地で洪水が発生し、多くの地域が水没して「海」と化した。洪水発生の翌日(8日)、広州市の街中や住宅地の周辺に「ワニが出た!」という投稿がSNSに複数投稿された。

ネットユーザーによると、ワニの写真は世界最大のワニ養殖場(10万匹飼育)で名高い広州市番禺区にある「広州鰐魚(ワニ)公園」の近くで撮影されたもので、問題のワニは洪水の際にその「ワニ園」から逃げ出したものだという。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。